塾の方のバイトが終わって、

「ないとさぁぁ〜ん」

って呼び止めたのは先月から指導を始めたニューカマーさん。

「なんっすかぁぁ〜?」

って口真似して返答しつつも、
内心はミルちーとのメシの待ち合わせに間に合わせようと必死。
まぁそれはヨシとして自分はもう私服に着替えちゃっていたので、
私服とスーツ(相手)で対談 at 2F受付前。

んで本題。

「さっき打ち合わせしたんですけど俺らの仕事ってただの中継なんすか?」

うむ、なるほど。
さらに話を聞けば予想的中でした。
打ち合わせのとき、生徒さんのプランが8月までしかなかったと。
つまり9月からは普通の大人数コースに編入させるというプラン。
ニューカマーやレベルのある程度高い生徒さんがよく取るパタンです。
しかしニューカマーの彼はそれが気に食わないらしいんですよ。
個別指導ってのは1年(またはそれ以上)持つもんだろ、
という事を言いたいのでしょう。
でも、それはあくまでタテマエなんですよね。

どーゆー事かといいますと、
自分のバイト先の個別指導ってのは生徒さんの学力をつけさせるためだけのものではないんですよ。
第一の目標は生徒さん自身に「勉強する」という動作・やり方を覚えさせるという事なのです。
一番の成功例は生徒さんが独学を始める、これに尽きます。
こうなれば個別指導はもはや必要ありません。
別に個別指導を卑下している訳ではないんですよ。
大人数コースでの講師の先生方の方が、
たかがバイトの個別指導員よりも指導が上手って事は眼に見えてるじゃないですか。
本気で第一志望に受かりたいのなら大人数コースで受けた方が効率はいいです。
で、大人数コースで受けても効率が悪い!または効率を上げたい!
そういった願望を持った生徒さんは責任を持ってお教えするのが個別指導員の役割です。
それが自分のバイト先の個別指導の在り方に沿った指導なんですよ。

確かに個別指導でも学力は上がります。
ただそれはあくまでも「成長・向上」の一部に過ぎず、
個別指導で上がった学力は、うまくいけばコースに行ったときにさらに上がります。

そこで疑問に思った方がいらっしゃるかもしれません。

「お前自身昨年度2人最後まで教えてんじゃん。」

と。
そうですね、過去の日記を見てもらうと分かりますが、
2人、確かに最後まで教えさせていただきました。
でもでもちゃんと理由はあるのです。
まず1人目、センターで決めた子についてですが、
彼女は高3の初めからセンター利用しか考えていなく、
且つコース授業にセンター対策は夏期/冬季/直前講習しかなかったんですね。
そのため講習時は平行して、通常時は個別指導のみでセンター対策をしていったというわけです。
2人目、国立後期で通った子についてですが、
彼女はコース授業と平行して個別指導を取っていました。
具体的に言えばコースでは長文、個別では文法と。
要するに自分は偶然に2人の生徒さんを最後まで持つことになったのです。

…って話をしてもまだ納得がいかないニューカマーさん。
そんなに不満なら自分からウエノヒトに言ってあげようか?
と言ってみれば「いえいえ失礼しました」と即解決。
すんなりと仕事場へ戻っていきました。

そして気付けば20分もその場で話していたのでした。
慌てて電車使って待ち合わせ場所まで走っていけば、
5分遅れながらもミルちー…いえ、ミル様は普通に待っていて下さいました。
ってか5分遅れてたことにも気付いておられなかったみたい…(笑)
言うまでもなくメシ代はこちらが全持ちです。

そんなこんながありましたが、今日という日がもう終わります。
ではでは☆

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