そろそろ大学の合格発表も終わりかけ、
ワタクシら指導員にとっては重大な時期に入ってきました。

そぅ!新しい指導員を選出しなくては…。

ワタクシらが一番音を上げるのは、やはり採用面接官。
いっつもNAWN、特に自分かのんのが黒河さんに連行されるんよね;

対策として勉強しようと、去年のいつしか、
人事部長であるミルパパ氏に採用面接のやり方みたいなのを教わりました。

そしたら黒河さんとミルパパの面接方法が似てるのなんのって。
ではでは、教育関係人事の黒河方式(以下K方式)と、
一般企業人事のミルパパ方式(以下M方式)をまとめてみましょうか。

当然、あまりにも具体的には書けないので表面的にしか触れませんがmm


<基本編>

まずは外見でだいたい人柄を予測するんだそうです。
ピシッとしていれば好感度アップやし、だらしなければ好感度ダウン。
これは頷けますな。

で、ピシッとしていながらも応答がだらしなかったら当然アカンし、
だらしなくても応答がシッカリしていればまぁヨシとの事。

ただやっぱり求められるんは、ピシッとしててシッカリ応答するタイプであるからに、
外見も応答もシッカリする必要はあるわな。


<K方式とM方式の意外な共通点>

緊張の余り、発言が詰まりやすい。
マイナスポイントと見て取られやすい上記の行動だが、
K方式でもM方式でもマイナスにはなりにくいようだ。
確かに限度があるため、緊張の余り10分も沈黙が続くようでは困り者ではあるが、
ある程度緊張している様子を面接官に見せる事は悪くない。
何故ならば、緊張の様子というのは演じるのが難しいから、である。
つまり緊張している様子=素の自分であるという事だ。

黒河さんの名言の中に、

『面接は受ける者の内面のパリコレである。』

というものがあるが、面接は誰しもが内面を着飾ってくるイベントであるため、
緊張している、素の自分を出すのは面接官にとってみれば、
マイナスではない着眼点になり得るのだと言う。

しかしだからと言って鉄仮面タイプが不利だという訳ではないらしい。
だいたい鉄仮面タイプは発言場面で抜きん出た発言をする人が多いそうである。
もしくは抜きん出た実力を発揮するのも鉄仮面タイプだそうだ。

人間も意外にバランスが取れている事にビックリだ。


<応用編:ハードルを上げる>

面接においてハードルを上げる事によって採用に近づこうとする人がいる。

タイプとしては2つのタイプ。

1.高学歴を盾にする。
2.スケールの大きな事を言う。(ex)「数年でこの会社の社長になります」など。

M方式ではタイプ2が未確認ではあるが、
K方式では上記2タイプは落とされやすい

いずれにしても、高学歴を振り撒くのはあまり好かれないようだ。

黒河さんは面接時、必ず大学名を個人の口から言わせる。
例えば東京大学の人間が面接に来たときの話(実話)であるが、
大学名を彼に言わせた直後、

「キミ、ハードルを自分で上げてるの分かる?」と訊いた。

ソレに対して彼は、

「いえ、わかりません。」

と気軽に即答した。
それから数分言葉のやり取りがあったが、
最終的には初めのやり取りが決め手となって彼はアッサリ不採用になった。

黒河さん曰く、
「レベルの高い大学に入ったなら、それだけの責任を持て。」
と。

レベルの高い大学に在籍する事が大切ではなく、
大学に在籍しながらレベルの高い人間でいる事が大切なのだと言う。

現に上記の東京大学生が不採用になった際、
同様な理由で早稲田・法政大生がそれぞれ1人ずつ不採用になり、
偏差値では劣る日大生が1人採用となった。

ちなみに、
日大生には「ハードルを上げて…」という質問はしない代わりに、
「人一倍頑張らなきゃいけないと思う?」と訊いたそうだ。

結局大学のレベルではなく人間のレベルで採用・不採用が決まると言ってしまって良い、
黒河さんはそう言っていた。

またミルパパ氏は学歴について、

「学歴は立場である。面接では学歴をわきまえて欲しい。」

と言っていた。

言わずもがな、学歴をわきまえるとは、
学歴が高くない人が、低い学歴だからこの企業はダメだ…と、
自覚する事を指すのではなく、
逆に学歴の高い人が、高い学歴だから自分にはそれだけの責任があるんだな…と、
自覚する事を指すのである。

『高学歴=日本を引っ張る』と思われている現代社会では、
責任の面から見ると、無闇にレベルの高い大学を目指すのは無鉄砲である。
責任を全うできる人間だけがレベルの高い大学を目指すべきだと、
ミルパパ氏は締めくくった。



(注)人事法は多種多様である為、必ずしも上記2方式が成功するとは限りません。

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