NAWN旅行2007 4。
2007年8月23日 中長編。今日から北海道へ旅行に行きますが、その前に。
先日のNAWN旅行の最終章(?)を書いて、それで行ってきます^^
ワタクシは勝手に恋愛向上委員会TRAPなる委員会に所属させられています。
(なぜTRAPか?それは、‘わ’こ&‘な’いとだからです;)
委員長はメイバイ先イベント核弾頭であるわこ氏、
所属委員数は我等2名、ちっさなちっさな団体です。
そのTRAPですが、一番の目標は
『メイバイ先のアーチとのんのとを結ぶ』
でした。
アーチがのんのを好んでいたのはもう長い昔からですが、
最終的に結ばれる事になり、これまで協力してきてホンマによかったです。
先日のNAWN旅行2007でも、わことワタクシは縁結びに奔走していたワケです。
が、アーチの行動は我々TRAPの予想とは反したタイミングで起きました。
それは2日目の夜の話し。我々NAWNは連泊していたホテルの近くで晩飯を食べました。
NAWNであればアルコール有でも十分盛り上がるのですが、
この日は、免許とりたてのわこが夜道を運転してみたいという事だったので、
アルコールはナシにしました。
元々はNAWN全員でわこの夜道教習に行く話でしたが、
ホテルに戻ってさぁ行こうかとした時、「のんのさん、ちょっとお話いいですか?」
とアーチが急に話を切り出しました。
当然のんのは首を傾げるも、アーチの話を聴く事に。
自然な流れで、残った我々TRAPで夜道教習へと行きました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ライトつけて、ゆっくり、ゆっくりでえぇよ〜。」
助手席から、運転席の高さを下げまくってる委員長に声を掛けたワタクシ。
「ぁぃ^^ それにしても気になりますね、アーチの言動。。。」
委員長はミラーの確認も終え、出発進行の合図と共にそう口にしました。
「フツーに流れでコクハクするんちゃう??」
ワタクシは雰囲気で推測を口にしました。
が、その推測の中には少し、そうあってほしいという願いもあった気がします。
さてクルマはホテルに面した片道2車線の大通りをゆっくり走り出します。
周囲を走るクルマの数は少なかったものの、左車線を走る委員長。
「ま、あたし達が居ない方がいいですもんね。」
気のせいか、委員長の口調にトゲを感じたワタクシ。
でも運転には反映されず、クルマは相変わらず50km/hで走り続けます。
「もしコクハクしてるとしたら、アーチもあのタイミングでよく話切り出したよな;」
ふとカーナビに眼をやると、次の信号の先は山道になることが分かりまして。
委員長にその旨を恐る恐る(?)伝え、信号を左折。日本海のほうへ向かいます。
「さすがのあたしでも、あのタイミングだとは思わなかったですモン;」
あぁ、それでちょっと怒ってはるのか、とワタクシは自己納得し、
外の景色を見ようとフロントガラスの方へ身を起こしましたが、イマイチ何も見えず。
この時はカーナビを見ても特に注意点はなかったです。
「でも、アーチのあの時の顔はマジでしたよ。初めて見ました、あんな顔。」
ハンドルを握りながら委員長はそう呟きました。
少しボーっとしていた自分はハッと反応して、委員長の珍しくマジな横顔を見ます。
…が、それ以上言及はしませんでした。
自分自身はその時のアーチがマジだったのかイマイチ把握できなかったからです。
「そーいや、もしアーチとのんのがくっついたら、自分らってどーなんの?」
いつの間にか車幅が少し狭い道へと入っていました。
向かってくるクルマが大型トラックではない事を切に祈りつつ、訊いてみたワタクシ。
「ん〜、活動休止、ですかね。」
運転しながらにしては冷静な口調で、委員長はそう宣言しました。
ただ宣言した後、軽く何度も首を左右に傾けていましたけどね。
「休止ねぇ〜。なんかちょっと寂しいな。」
砺波平野の星を見ていると、勝手にそんな言葉が出てしまっていて。
しかし、委員長は何か考えているようですぐに返事はくれませんでした。
「恋愛系の話で言うたら、黒河さんの結婚までを応援するとかでもえぇんちゃう?」
メイバイ関係で恋愛に関わる事といえば、
最近結婚の話が出てきているらしい黒河さんの話ですかね。
ただ、完全にジョーダン口調で発してみたんですけれど、、、
「ぁ、いいですね、それ♪何か目標を見つけられて燃えてきましたぁ〜!!」
運転して初めての笑顔を見せた委員長。ジョーダンのつもりだったんやけど;
って!車間詰めたらあかんて! 頼むから落ち着いてくれ委員長;
「…あ、そろそろ戻ろか、運転してもう30分以上やし。」
時間は夜、あまり長い運転はマズイため、
日本海まであと少しという所で引き返すことにしました。
言わずもがな、帰りも委員長の心地よい運転でしたヨ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
同じ道でも、行きと帰りでは帰りのほうが早く感じてしまうのは不思議ですよね。
早々ホテルに着いて、我々TRAPがわこ・のんのの部屋に戻ると、
そこにはのんのしかいませんでした。
アーチは話が終わって自室(ないと・アーチ部屋)に戻って寝たらしく。
アーチがのんのに話した内容も気になりましたが、アーチの容態も気になりました。
ホンマに寝てるんやろか、もしかしたらコクハクして失敗して・・・
とも思うほどでした。それほどまで、その空間にアーチが居ない事が、
自分に対して違和感を覚えさせたのかもしれなかったです。
とりあえず2人には黙って自室に戻り、オートロックの鍵を開ければ、
物音もなく、薄明かりの部屋の奥でアーチが背を向けて眠っているようでした。
アーチの姿を確認できた事に安堵したワタクシは、
わこ・のんのにヒトコト告げるのを忘れて自室でゆっくり寛いじゃいました。
が、ケータイの時刻を見てビックリ。もう24時を過ぎたかと思えばまだ22時。
早く寝すぎると変な時間に目覚める体質なため、もう少し起きている事に。
珍しく当日は眠くもありませんでしたし、軽くお酒でも飲んで、、、
なんて考えていると、部屋のチャイムが短く鳴りました。
どうやらアーチの睡眠の妨げにはなってないようだったチャイム、
それを鳴らしたのは、のんのでした。
「あ、ないとくん、もう寝ちゃう?」
特にすぐ寝るぞ!的な雰囲気は自身では出していないと思っていましたが、
のんのが問い掛けた第1声はそのようなものでした。
「いや、まだ早いし。ってどないしたん?」
寝るのはアッサリ否定し、わざわざ部屋まで来た理由を逆問いしました。
「ちょ〜っとないとくんと話したい事があって。」
ハナシタイコト?当時の自分はその中身が全く分かりませんでした。
が、のんのとサシで話すのは慣れっこだったので即興の対話も問題ありませんけど。
「話すのは全然構わへんけど、この部屋はアーチが寝てるからね、のんのの部屋で話す?」
「あ、でも今わこちゃんがシャワー浴びてるから・・・」
「そか。もしかしたら自分が不慮の事故で捕まってしまうかも、やしな;」
「捕まる事はないよ^^;」
ちょっとしたジョークにも的確なツッコミをするのんのは24時間共通でした。
「ん〜、、、そしたら、クルマ走らせながら話すってのは?」
「え?」
「自分、運転するから。」
「うん、いいね!レッツ☆」
生憎徒歩ではファミレスや喫茶が見つからなかったため、
わこ語の移ったのんのと共に、再びクルマを走らせる事に。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その時は、
「わこちゃんがシャワー終わったら話そ!」
って、何故のんのが言わなかったのかが凄く気になりました。
が、その思いは運転席の低さによって何処かへ吹き飛んでしまいました。
「・・・席ひっくぅ!^^;」
「わこちゃんが運転してたんだもんね^^;」
自分が席を必死に高くし、ミラーの調整から色々とこなしてるあいだに、
のんのはわこにメールを送っているようでした。
勿論、わこを心配させない目的で。さすがです。
「そういえば、わこちゃんの運転はどうだった??」
わこが先ほど運転した通りを走り始めた辺りで、のんのはケータイを折り畳みました。
「全然ダイジョーブやったよ。安全運転さんやったわ。」
「そうなんだぁ〜!じゃぁ明日から私の分はわこちゃんに頼もっかな・・・。」
「そんなに自信ないん?乗ってる側としては安心して乗れる運転やけど。」
「山道とかクネクネした道とか嫌だなぁ〜、酔いそう^^;」
「酔いそ〜って(笑)じゃぁその時は自分かアーチが運転するさ^^」
「う、うん!お願いする〜。」
クルマは今度海の方ではなく駅の方へ向かっていきました。
時刻は夜のため、あまり明るさはありませんでしたが、
それもそれで良い夜景だと感じられました。
「…そういえば、話したい事って何なん?本題。」
いきなり話を振るのもマズイかなと思ったのですが、
雰囲気的にトスを上げないと本題に行けない気がしてなりませんでした。
「アーチくんの事、なんだけどね。」
あぁやっぱな、と内心は思いましたが、当然態度には出さなかったです。
「アーチと何の話してたん?もしかして、自分には話せない内容・・・?」
最初は話の下手(しもて)に出て、失礼な態度にならないように気を配ります。
「ううん…。でも、ないとくんに言うと迷惑になっちゃうかな。。。」
前方の信号は赤。クルマを止めてから助手席をチラッと見れば、
のんのと微かに眼が合います。その眼はどこか困った様子でした。
「ん〜、のんの、困ってるんやろ?困ってるなら言って、なんでも。」
「う、う〜ん…;」
信号が青に変われば視点は再び前方に戻します。
それでものんのの視線を横から時々受ければどことなく緊張しました。
「その、アーチくんにね、さっきコクハクされたんだけど。。。」
その瞬間、アーチがのんのと話した内容がハッキリと分かりました。
アーチはシッカリと、自分のタイミングで、自分の言葉で、
そして何より、のんのを眼の前にして、自分の気持ちを伝えたんだと。
それが分かれば、ワタクシのする事はもう決まっていました。
「あ、そうなんや。やっと言えたんやなぁ。」
「ないとくん、知ってたの??」
「ずっと前から知ってたよ。ゴメンね、別に隠そうとしてたワケではないんやけど…。」
こんなにハッキリ言っちゃって、のんのはどんな返答をしてくるやろか、
考えたくなくてもそう考えてしまい、自然とハンドルを強く握っていました。
「ううん、ないとくんのその言葉聴いて安心したよ。だって、
ないとくんがずっと前から知ってたって事は、
ずっと前から好きでいてくれたって事だもんね!」
のんのの口調は思いのほか明るかったです。
無理に明るくしてる…?でも現実はそんな風には感じられなかったです。
ヒトコトで言えば、「よかった!」そんな心の声が聞こえてきそうな気がしました。
「で、アーチはその想いを伝えたんやな。」
「うん。面前で好きって。恥ずかしかったよ。でも、その倍以上嬉しかったかな。」
「嬉しかったって事は、その場で返事したん?」
「…ううん、ホンットに申し訳ないけど1日だけ待ってって。><」
「なるほど。のんのは即答するのが不安やったんやね。でも大丈夫!
アーチの想いはホンモノやで、これは絶っ対言えるから。」
「ありがと。ないとくんの言葉って説得力あるよね〜。」
「なに、急に?^^;;」
「その言葉に今回も助けてもらっちゃったね。」
今回‘も’というが、過去に自分の言葉がのんのを救った事実はあるのでしょうか?
もしあるのだとすればそれはそれで凄く嬉しいですけど!
…気づいてないって言うたらのんの怒っちゃうやろなぁ〜^^;;
クルマはいつの間にか駅の周りを2〜3周していました。
なので進路をホテルの方へ戻すことに。
「…そしたら、明日にでもアーチに返答するん?」
「うん、頑張る!」
「これでアーチも幸せ者か〜。良かった良かった!」
「…あの〜、ないとくん?」
「え?あ、はい?^^;」
まさか幸せ者の部分に返答が来るとは思ってなかったため、
足元を掬われた思いで慌てて返事をしたワタクシ;
「もう1個、訊きたい事が。。。」
「ん?何やろ?」
「その…、NAWNはいつまでもNAWNだよね?分裂とか、しないよね?」
「え?あ、うん。NAWNはいつまでもNAWNのカタマリやで。」
「よかった!ありがと!」
最初は気付かなかったですが、時間が経つにつれて、
のんのが訊いたその質問の奥深さが分かってきました。
つまりは、
「私とアーチくんが付き合っても、NAWNの中では気を遣わないでね。」
という事なのだと思います。
例えば、NAWNで2列2行の4人席に座る時なんかも、
アーチ&のんのが固定ではなく、
アーチ&ないと・アーチ&わこ・のんの&ないと・のんの&わこといった組み合わせを、
完全自由にし、NAWN内で2人を独立させないで欲しい、という事やと思います。
上記で曖昧な返事をしたワタクシですが、
質問の奥深さを知っても、返事の方向性は変わりません。
たとえアーチとのんのが付き合おうとも、
NAWNはNAWNですし、NAWNの中ではみんな平等ですから。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
翌日、のんのはしっかりとアーチに返答をしたようでした。
わこも80%の確信が100%になったと言って喜んでいました。
言わずもがな、自分も嬉しかったです。
それにしても、当夜のアーチの行動力には驚きました。
その行動はアーチなりに色々試行錯誤をした結果なんだと思います。
思ってみれば、アーチは出会った頃から積極性を売りにしていました。
採用面接の時もそうでしたし、指導もいつもアツいです。
そのアツさは決して厳しいものではなく、どこか優しさが入ったアツさです。
その優しいアツさは、バッチリのんのにも伝わっていたと思います。
我々TRAPの目標も達成ですが、これからも仲良くしていっていただきたいと思います。
色んな意味で、NAWN旅行は新鮮でしたし、かつスリルもあり、
何といっても心から楽しめたモノでありました。^^
最後まで読んでくださった方々、多謝ですmm
ではでは☆★☆
先日のNAWN旅行の最終章(?)を書いて、それで行ってきます^^
ワタクシは勝手に恋愛向上委員会TRAPなる委員会に所属させられています。
(なぜTRAPか?それは、‘わ’こ&‘な’いとだからです;)
委員長はメイバイ先イベント核弾頭であるわこ氏、
所属委員数は我等2名、ちっさなちっさな団体です。
そのTRAPですが、一番の目標は
『メイバイ先のアーチとのんのとを結ぶ』
でした。
アーチがのんのを好んでいたのはもう長い昔からですが、
最終的に結ばれる事になり、これまで協力してきてホンマによかったです。
先日のNAWN旅行2007でも、わことワタクシは縁結びに奔走していたワケです。
が、アーチの行動は我々TRAPの予想とは反したタイミングで起きました。
それは2日目の夜の話し。我々NAWNは連泊していたホテルの近くで晩飯を食べました。
NAWNであればアルコール有でも十分盛り上がるのですが、
この日は、免許とりたてのわこが夜道を運転してみたいという事だったので、
アルコールはナシにしました。
元々はNAWN全員でわこの夜道教習に行く話でしたが、
ホテルに戻ってさぁ行こうかとした時、「のんのさん、ちょっとお話いいですか?」
とアーチが急に話を切り出しました。
当然のんのは首を傾げるも、アーチの話を聴く事に。
自然な流れで、残った我々TRAPで夜道教習へと行きました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ライトつけて、ゆっくり、ゆっくりでえぇよ〜。」
助手席から、運転席の高さを下げまくってる委員長に声を掛けたワタクシ。
「ぁぃ^^ それにしても気になりますね、アーチの言動。。。」
委員長はミラーの確認も終え、出発進行の合図と共にそう口にしました。
「フツーに流れでコクハクするんちゃう??」
ワタクシは雰囲気で推測を口にしました。
が、その推測の中には少し、そうあってほしいという願いもあった気がします。
さてクルマはホテルに面した片道2車線の大通りをゆっくり走り出します。
周囲を走るクルマの数は少なかったものの、左車線を走る委員長。
「ま、あたし達が居ない方がいいですもんね。」
気のせいか、委員長の口調にトゲを感じたワタクシ。
でも運転には反映されず、クルマは相変わらず50km/hで走り続けます。
「もしコクハクしてるとしたら、アーチもあのタイミングでよく話切り出したよな;」
ふとカーナビに眼をやると、次の信号の先は山道になることが分かりまして。
委員長にその旨を恐る恐る(?)伝え、信号を左折。日本海のほうへ向かいます。
「さすがのあたしでも、あのタイミングだとは思わなかったですモン;」
あぁ、それでちょっと怒ってはるのか、とワタクシは自己納得し、
外の景色を見ようとフロントガラスの方へ身を起こしましたが、イマイチ何も見えず。
この時はカーナビを見ても特に注意点はなかったです。
「でも、アーチのあの時の顔はマジでしたよ。初めて見ました、あんな顔。」
ハンドルを握りながら委員長はそう呟きました。
少しボーっとしていた自分はハッと反応して、委員長の珍しくマジな横顔を見ます。
…が、それ以上言及はしませんでした。
自分自身はその時のアーチがマジだったのかイマイチ把握できなかったからです。
「そーいや、もしアーチとのんのがくっついたら、自分らってどーなんの?」
いつの間にか車幅が少し狭い道へと入っていました。
向かってくるクルマが大型トラックではない事を切に祈りつつ、訊いてみたワタクシ。
「ん〜、活動休止、ですかね。」
運転しながらにしては冷静な口調で、委員長はそう宣言しました。
ただ宣言した後、軽く何度も首を左右に傾けていましたけどね。
「休止ねぇ〜。なんかちょっと寂しいな。」
砺波平野の星を見ていると、勝手にそんな言葉が出てしまっていて。
しかし、委員長は何か考えているようですぐに返事はくれませんでした。
「恋愛系の話で言うたら、黒河さんの結婚までを応援するとかでもえぇんちゃう?」
メイバイ関係で恋愛に関わる事といえば、
最近結婚の話が出てきているらしい黒河さんの話ですかね。
ただ、完全にジョーダン口調で発してみたんですけれど、、、
「ぁ、いいですね、それ♪何か目標を見つけられて燃えてきましたぁ〜!!」
運転して初めての笑顔を見せた委員長。ジョーダンのつもりだったんやけど;
って!車間詰めたらあかんて! 頼むから落ち着いてくれ委員長;
「…あ、そろそろ戻ろか、運転してもう30分以上やし。」
時間は夜、あまり長い運転はマズイため、
日本海まであと少しという所で引き返すことにしました。
言わずもがな、帰りも委員長の心地よい運転でしたヨ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
同じ道でも、行きと帰りでは帰りのほうが早く感じてしまうのは不思議ですよね。
早々ホテルに着いて、我々TRAPがわこ・のんのの部屋に戻ると、
そこにはのんのしかいませんでした。
アーチは話が終わって自室(ないと・アーチ部屋)に戻って寝たらしく。
アーチがのんのに話した内容も気になりましたが、アーチの容態も気になりました。
ホンマに寝てるんやろか、もしかしたらコクハクして失敗して・・・
とも思うほどでした。それほどまで、その空間にアーチが居ない事が、
自分に対して違和感を覚えさせたのかもしれなかったです。
とりあえず2人には黙って自室に戻り、オートロックの鍵を開ければ、
物音もなく、薄明かりの部屋の奥でアーチが背を向けて眠っているようでした。
アーチの姿を確認できた事に安堵したワタクシは、
わこ・のんのにヒトコト告げるのを忘れて自室でゆっくり寛いじゃいました。
が、ケータイの時刻を見てビックリ。もう24時を過ぎたかと思えばまだ22時。
早く寝すぎると変な時間に目覚める体質なため、もう少し起きている事に。
珍しく当日は眠くもありませんでしたし、軽くお酒でも飲んで、、、
なんて考えていると、部屋のチャイムが短く鳴りました。
どうやらアーチの睡眠の妨げにはなってないようだったチャイム、
それを鳴らしたのは、のんのでした。
「あ、ないとくん、もう寝ちゃう?」
特にすぐ寝るぞ!的な雰囲気は自身では出していないと思っていましたが、
のんのが問い掛けた第1声はそのようなものでした。
「いや、まだ早いし。ってどないしたん?」
寝るのはアッサリ否定し、わざわざ部屋まで来た理由を逆問いしました。
「ちょ〜っとないとくんと話したい事があって。」
ハナシタイコト?当時の自分はその中身が全く分かりませんでした。
が、のんのとサシで話すのは慣れっこだったので即興の対話も問題ありませんけど。
「話すのは全然構わへんけど、この部屋はアーチが寝てるからね、のんのの部屋で話す?」
「あ、でも今わこちゃんがシャワー浴びてるから・・・」
「そか。もしかしたら自分が不慮の事故で捕まってしまうかも、やしな;」
「捕まる事はないよ^^;」
ちょっとしたジョークにも的確なツッコミをするのんのは24時間共通でした。
「ん〜、、、そしたら、クルマ走らせながら話すってのは?」
「え?」
「自分、運転するから。」
「うん、いいね!レッツ☆」
生憎徒歩ではファミレスや喫茶が見つからなかったため、
わこ語の移ったのんのと共に、再びクルマを走らせる事に。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その時は、
「わこちゃんがシャワー終わったら話そ!」
って、何故のんのが言わなかったのかが凄く気になりました。
が、その思いは運転席の低さによって何処かへ吹き飛んでしまいました。
「・・・席ひっくぅ!^^;」
「わこちゃんが運転してたんだもんね^^;」
自分が席を必死に高くし、ミラーの調整から色々とこなしてるあいだに、
のんのはわこにメールを送っているようでした。
勿論、わこを心配させない目的で。さすがです。
「そういえば、わこちゃんの運転はどうだった??」
わこが先ほど運転した通りを走り始めた辺りで、のんのはケータイを折り畳みました。
「全然ダイジョーブやったよ。安全運転さんやったわ。」
「そうなんだぁ〜!じゃぁ明日から私の分はわこちゃんに頼もっかな・・・。」
「そんなに自信ないん?乗ってる側としては安心して乗れる運転やけど。」
「山道とかクネクネした道とか嫌だなぁ〜、酔いそう^^;」
「酔いそ〜って(笑)じゃぁその時は自分かアーチが運転するさ^^」
「う、うん!お願いする〜。」
クルマは今度海の方ではなく駅の方へ向かっていきました。
時刻は夜のため、あまり明るさはありませんでしたが、
それもそれで良い夜景だと感じられました。
「…そういえば、話したい事って何なん?本題。」
いきなり話を振るのもマズイかなと思ったのですが、
雰囲気的にトスを上げないと本題に行けない気がしてなりませんでした。
「アーチくんの事、なんだけどね。」
あぁやっぱな、と内心は思いましたが、当然態度には出さなかったです。
「アーチと何の話してたん?もしかして、自分には話せない内容・・・?」
最初は話の下手(しもて)に出て、失礼な態度にならないように気を配ります。
「ううん…。でも、ないとくんに言うと迷惑になっちゃうかな。。。」
前方の信号は赤。クルマを止めてから助手席をチラッと見れば、
のんのと微かに眼が合います。その眼はどこか困った様子でした。
「ん〜、のんの、困ってるんやろ?困ってるなら言って、なんでも。」
「う、う〜ん…;」
信号が青に変われば視点は再び前方に戻します。
それでものんのの視線を横から時々受ければどことなく緊張しました。
「その、アーチくんにね、さっきコクハクされたんだけど。。。」
その瞬間、アーチがのんのと話した内容がハッキリと分かりました。
アーチはシッカリと、自分のタイミングで、自分の言葉で、
そして何より、のんのを眼の前にして、自分の気持ちを伝えたんだと。
それが分かれば、ワタクシのする事はもう決まっていました。
「あ、そうなんや。やっと言えたんやなぁ。」
「ないとくん、知ってたの??」
「ずっと前から知ってたよ。ゴメンね、別に隠そうとしてたワケではないんやけど…。」
こんなにハッキリ言っちゃって、のんのはどんな返答をしてくるやろか、
考えたくなくてもそう考えてしまい、自然とハンドルを強く握っていました。
「ううん、ないとくんのその言葉聴いて安心したよ。だって、
ないとくんがずっと前から知ってたって事は、
ずっと前から好きでいてくれたって事だもんね!」
のんのの口調は思いのほか明るかったです。
無理に明るくしてる…?でも現実はそんな風には感じられなかったです。
ヒトコトで言えば、「よかった!」そんな心の声が聞こえてきそうな気がしました。
「で、アーチはその想いを伝えたんやな。」
「うん。面前で好きって。恥ずかしかったよ。でも、その倍以上嬉しかったかな。」
「嬉しかったって事は、その場で返事したん?」
「…ううん、ホンットに申し訳ないけど1日だけ待ってって。><」
「なるほど。のんのは即答するのが不安やったんやね。でも大丈夫!
アーチの想いはホンモノやで、これは絶っ対言えるから。」
「ありがと。ないとくんの言葉って説得力あるよね〜。」
「なに、急に?^^;;」
「その言葉に今回も助けてもらっちゃったね。」
今回‘も’というが、過去に自分の言葉がのんのを救った事実はあるのでしょうか?
もしあるのだとすればそれはそれで凄く嬉しいですけど!
…気づいてないって言うたらのんの怒っちゃうやろなぁ〜^^;;
クルマはいつの間にか駅の周りを2〜3周していました。
なので進路をホテルの方へ戻すことに。
「…そしたら、明日にでもアーチに返答するん?」
「うん、頑張る!」
「これでアーチも幸せ者か〜。良かった良かった!」
「…あの〜、ないとくん?」
「え?あ、はい?^^;」
まさか幸せ者の部分に返答が来るとは思ってなかったため、
足元を掬われた思いで慌てて返事をしたワタクシ;
「もう1個、訊きたい事が。。。」
「ん?何やろ?」
「その…、NAWNはいつまでもNAWNだよね?分裂とか、しないよね?」
「え?あ、うん。NAWNはいつまでもNAWNのカタマリやで。」
「よかった!ありがと!」
最初は気付かなかったですが、時間が経つにつれて、
のんのが訊いたその質問の奥深さが分かってきました。
つまりは、
「私とアーチくんが付き合っても、NAWNの中では気を遣わないでね。」
という事なのだと思います。
例えば、NAWNで2列2行の4人席に座る時なんかも、
アーチ&のんのが固定ではなく、
アーチ&ないと・アーチ&わこ・のんの&ないと・のんの&わこといった組み合わせを、
完全自由にし、NAWN内で2人を独立させないで欲しい、という事やと思います。
上記で曖昧な返事をしたワタクシですが、
質問の奥深さを知っても、返事の方向性は変わりません。
たとえアーチとのんのが付き合おうとも、
NAWNはNAWNですし、NAWNの中ではみんな平等ですから。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
翌日、のんのはしっかりとアーチに返答をしたようでした。
わこも80%の確信が100%になったと言って喜んでいました。
言わずもがな、自分も嬉しかったです。
それにしても、当夜のアーチの行動力には驚きました。
その行動はアーチなりに色々試行錯誤をした結果なんだと思います。
思ってみれば、アーチは出会った頃から積極性を売りにしていました。
採用面接の時もそうでしたし、指導もいつもアツいです。
そのアツさは決して厳しいものではなく、どこか優しさが入ったアツさです。
その優しいアツさは、バッチリのんのにも伝わっていたと思います。
我々TRAPの目標も達成ですが、これからも仲良くしていっていただきたいと思います。
色んな意味で、NAWN旅行は新鮮でしたし、かつスリルもあり、
何といっても心から楽しめたモノでありました。^^
最後まで読んでくださった方々、多謝ですmm
ではでは☆★☆
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