就職活動をやっていく上で人事部長であるミルパパさんから頂戴した、
個人的にかなり印象深かったお言葉。


◎企業への志望度はエントリーシート(ES)を書き上げた達成感の度合いに比例する。


これは、眼に見えない、且つ、そう簡単に実感する事ができない“企業への志望度・志願度”の話。


「私が御社に志望する動機は〜」
という言葉は、就活生であれば必ず1度は使う表現である。
しかし、自分が企業に抱いている志望度というのがどの程度なのかという事について、
ハッキリと理解している就活生は多くないらしい。
現に、自分の持つ企業への志望度が曖昧で就職自体に不安を抱いている就活生も結構いるのだとか。

このような志望度の理解とESにはどのような関係があるのか。
ESの役割といえば、やはり自分をアピールするための名刺としての役割というイメージが強いが、
このESが実は難解な自分の志望度を理解する手段として有用なのである。

ESというのは、企業から出される一種の“課題”である。
つまり、ESを書くという作業はその企業から出された仕事をするという事なのだ。
また、社会に出てからの仕事のやりがいとは、仕事を達成した時に最も感じるという。
という事は、ESを書くという仕事を仕上げ、その仕上がった仕事に達成感を覚える、
これこそが、やりがい=企業への志望度に繋がると考えられるのである。

話は多少逸れるが、ESに取り組もうとする時、
若しくは取り組んでいる時にもほぼ同様の事が言えるそうだ。
企業からESの提示を受け、それに取り組もうとする時のヤル気、
これも企業への志望度を暗示しているとも考えうる。
しかし、ヤル気というのは意外に条件に左右されやすい(その日の気分とか天気とか…)ため、
ESを仕上げた時の達成感や悦びの方が、その志望度を忠実に顕すといえる。
(悦びっていうものはその日の気分にあまり関係なく嬉しいものであるかと…。)

不思議なもので、ESの量、つまり書く量が多い程、
書き上げた時の達成感が大きいというワケでもないらしい。
量が多くても、志望度が低いとなると達成感よりも疲労感を感じやすい、
というミルパパさんのリアルなコメントにも頷けた。

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